CD「Triptyque フルートトリオ・コレクション」

Triptyque ~フルートトリオ・コレクション~フルートトリオ・コレクション

フルートアンサンブル・トリプティーク[樋口貴子、鈴木舞、渡邉加奈]
LMCD-1986 税込価格¥2,500

発売元:トリプ・カンパニー
販売元:(有)コジマ録音

◎アルビージ:小組曲第2番
[1st 樋口 2nd 渡邉 3rd 鈴木]
・春の歌
・鐘
・ヴェネツィアの舟歌
・泉

◎堀悦子:3本のフルートのための二章
[1st 樋口 2nd (piccolo) 鈴木 3rd (alto) 渡邉]

◎チャイコフスキー:「四季」より(編曲:渡邉加奈)
[1st 樋口 2nd 渡邉 3rd 鈴木]
・2月(謝肉祭)
・6月(舟歌)
・8月(収穫の歌)

◎メンデルスゾーン:無言歌撰集(編曲:堀内貴晃)
[1st 樋口 2nd 鈴木 3rd 渡邉]
・I. 巡礼の歌 Op. 67-3
・II. 狩人の歌 Op. 19-3
・III. 春の歌 Op. 62-6
・IV. ヴェネツィアの舟歌 Op. 62-5
・V. 失われた幸福 Op. 38-2
・VI. 5月のそよ風 Op. 62-1
・VII. 紡ぎ歌 Op. 67-4

※このCDは全国のタワーレコードやHMV、ヤマハ、山野楽器などのCDショップや楽器店、フルート専門店、Amazon.co.jpなどでお買い求め頂けます。店頭にない場合は、ご注文頂ければお取り寄せできます。(お問い合わせ先:コジマ録音 Tel:03-5397-7311)

タワーレコードオンライン
HMV オンライン
山野楽器オンライン
Amazon

CDへのレビュー

CDジャーナル2013年10月号(推薦盤)

ありそうでなかったアルバムかもしれない。フルート3本によるアンサンブル“トリプティーク”のデビュー盤には、美しいアンサンブルの魅力だけでなく、音楽史を振り返る楽しみもある。アルビージ(1872〜1939)はミラノ・スカラ座のフルート奏者として活躍し、トスカニーニと対立してスイスに移住したという人。その『小組曲』第2番はイタリア的な色彩感にあふれた名作で、待望の録音とも言える。ほかにチャイコフスキー『四季』より、メンデルスゾーン『無言歌撰集』など、フルートの音色の多彩さを教えてもらった。
片桐卓也氏

 

レコード芸術2013年10月号

[演奏評]彼女たちがこれまで演奏してきたレパートリーの中から厳選したと思われる選曲で、すっきりとして聴きやすい構成になっている。演奏は、メンバー3人の行きが非常によくあっていて、アンサンブルとして多くの経験を積んできたことをうかがわせる。
(佐伯茂樹氏)

[演奏評]メンバーそれぞれの固有の音色を活かして役割分担をすることで各々の表現が個性的でありつつ、合奏体としての方向性が統一されている。特に、全ての曲で第1パートを担当している樋口の高音域での輝かしい表現と、柔軟なアゴーギクを伴うアンサンブルの精度の高さが光る。また、全般に渡って、歯切れがよく軽快でありつつ中身のしっかりとしたスタッカート、思い切りの良いアクセントやパッセージの駆け上がりが見事で、爽快感のある仕上がりとなっている。 収録内容は、最初からこの形態のために書かれたアルビージ作品、無調語法による堀作品、そしてアルバムの約半分をロマン派のピアノ曲を編曲したものとなっており、それぞれ異なった性格の表現が楽しめる。作曲家・堀内貴晃によるメンデルスゾーン《無言歌》から7曲のアレンジは、フルート・アンサンブルのレパートリーとして上質なものとなろう。
(中橋愛生氏)

[録音評]女流3人のフルート・アンサンブルをわりと残響豊かな空間で、ほどよく演奏に近く座して聴く趣の収録。同一楽器によるアンサンブルで音の溶け合いは実に自然にして抜群。音像定位の流れがちなのが横笛系の難点だが、そこを見事にクリアしているのも素晴らしい。また濁り感が少なく、清潔感溢れるアンサンブル空間を収めていてみごと。
(神崎一雄氏)